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From：オオアカゲラのチャンネル２:３月２２日（水）の日記③ 建物の被害｜2011年03月22日22:50

仙台市内の近所で見かけた建物の地震による被害状況と勝手な思い。これから詳細に検査されていくとどんどん損傷が見つかるものと思われる。以下は近所で目にした地震の被害、建物編。




◇完全に倒壊した建物は少ないがないことはない。写真は扇町の建物。１階は駐車場だがつぶれて車を押しつぶしている。このあたりは田んぼ・湿地の埋立地でありあまり地盤は良くないと思われる。建物は新しい、設計上の問題はなかったか。



　　　



◇建物のつぶれかけ

　古い木造の住宅。右奥側が倒壊しかかっている。



　　



◇大きなガラスの破損


　これは構造上の問題が大きいのでは



　　



◇壁の部分的な破損脱落

　あちこちで見かける。ただし阪神淡路大震災でよく見かけたビルの窓の角などを発端とするＸ字状のヒビはあまり見かけない。建物の内部まで詳細に検査していくと見つけ出されるように思うが。



　　　　



◇和風瓦の脱落。尾根の部分から脱落している例が多い。新しい建物にも見られる。施工上の問題もありか・・。




　　　



◇ブロック塀

　相変わらずコンクリートブロック塀の倒壊は見られる・・が非常に少ない。宮城県沖地震では問題になった覚えがあるがその対応がとられているせいかもしれない。倒壊していたのは鉄筋が少なく、布基礎（地中の基礎)がない構造であった。



　　



◇新幹線の橋脚

　地面との境界、橋げたを受ける部分の損傷を補修していた。数は少ない。地盤の良くないところに生じたものか　




　　　　　



　　　



◇阪神淡路大震災の場合

　最大加速度／南北818、東西617、上下332ガル、直下型。今回の地震は栗原市で2933ガル

　今回の仙台の街の中には倒壊した家屋はほとんどみかけなかったが阪神淡路では、古い木造家屋を主に倒壊も多かった。

　時代も異なり建物も強いものになっているだろうし一概にはいえないが仙台市街の地震だけの被害は阪神淡路の神戸ほどではないのではないだろうか。


　古い写真、兵庫県宝塚駅付近（宝塚駅では601ガルを記録、方向不明)の倒壊家屋。右は西宮北口駅付近、倒壊した家屋が散在