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2011年03月19日

ユミ探検隊:現在の気仙沼市の状況

From:ユミ探検隊:現在の気仙沼市の状況|2011年03月19日16:27



被災地にいる姉と電話をして得た、気仙沼市の情報をまとめてみようと思います。



【気仙沼市内の人々の様子】



避難所にいる人の場合、昼間は実家等へ行く方が多い。

移動手段は自転車、徒歩。


家の状態確認、泥取り作業等をしている。

また、洗濯、入浴等をし、再び避難所に戻り睡眠をとる。

道路は流された家がふさいでいる状態。



避難所ケーウェーブから三日町の祖父母の家まで1時間かかるそう。





【避難場所:ケーウェーブ(総合体育館)】



避難場所では、被災一日目は寒さの中毛布もない状態で過ごしたものの、

2日目からは毛布も支給。


食糧、水等は充分支給されている。

その点では市内より、むしろ避難所の方が恵まれているのでは、

問題はお風呂に入れない事くらい、との事。

それと、風邪も流行りだしていること。

携帯電波が非常に悪い。

なので、電話をかけるなら昼間、避難所からでているタイミングがいい様子。



【南郷地区の実家の様子】



南郷地区はすっかり津波にのみ込まれ、壊滅。


奇跡的に実家はあるものの、一階が泥まみれ。

今日も母が泥取り作業中。

庭の倉庫は完全に流され、行方不明。

姉の命、スノーボードも流される。

母の車、父の車は流され、がれきの山に刺さって発見。



【地震発生時~津波発生時 家族の行動】



母は階上の職場で仕事中。地震直後、家の様子をみる為、即車で帰宅。

もう少し時間が遅かったら渋滞に巻き込まれ身動きがとれず、その国道は津波が襲い車毎流されていた。




父、弟は大学の春休み中で実家に。

地震発生時は、用事があり三日町の祖父母の家に向かう途中だった。



兄は仕事中。友人宅に避難。



姪は南気仙沼小学校で、授業中。

地震発生後直ぐ教師、生徒ともに避難所ケーウェーブへ避難。



姉は仙台中心部で仕事していたが、いてもたってもいられず車で気仙沼市内をめざす。

道路状態最悪ながらもなんとか到着。


しかし、我が家南郷地区は海水が押し寄せ入れず、近くの駐車場で一晩をすごす。







と、こういう事でした。

なるほど・・・皆の足取り、今の状況がわかり、やっと実感が湧いている所です。

私が愛したあの街の状況、ひどいです。

でも、感傷に浸るのはもうおしまい。

電話の最後に姉は一言、「ほんと、この状況、戦後だね」。

対処を考えないと。




Posted by 「だてBLOG」 at 19:17│Comments(0)
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